仙台名物の牛タン
牛タンは杜の都である仙台で戦後に生まれた名物の一つです。
仙台に強く根付き、牛タンといえば仙台といわれるほど、名物として全国的に有名です。仙台に足を踏み入れると数々の牛タン屋が立ち並んでいます。
牛タンとは牛の舌の部分をのことです。
数十センチの長さがあり、薄切りや細切りなど、さまざまな切り方で食用とされます。
日本では牛肉文化が近年になって普及しましたが、もとは畜産副産物として、牛肉以外の臓物を食べる習慣と相まって、広く親しまれてきた食材です。焼肉店でも提供されることが多くなっています。
仙台の牛タン専門店では、麦ご飯やテールスープのついた牛タン定食が有名です。
また、仙台の牛タンの特徴としては、厚切り薄切りなどさまざまですが、焼肉屋のものと比べると厚切りです。そして厚さにかかわらず、すべて柔らかく焼いてあるのが特徴です。
また、生育法によって、牛の舌の付け根辺りは、霜降り状になるようです。
ですから、その部分を芯タン・トロタンなどと呼び、別メニューで提供する店も中にはあるそうです。
そして牛タンはそのほとんどが輸入ものです。
庶民の味として安価に提供しなければならないという理由もあるようです。特に米国産のものは脂肪のつき具合がよいと言われています。
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